ファインディング・ドリーがこの夏、人気でしたが
ディズニー映画のニモは、実はカクレクマノミではないって知っていましたか?
ファインディング・ニモが上映された当時、たしかにディズニーでは公式にカクレクマノミだと言っていましたが・・・
間違っているようですね(^_^;)(笑)
今まで、気にもしていませんでしたが、グレートバリアリーフの海に、ニモ達は住んでいるらしいです。
確かに、オーストラリアにカクレクマノミはいないですね(^_^;)(笑)
...
いるのは、カクレクマノミに良く似た、イースタンクラウンアネモネフィッシュと言うクマノミの仲間です。
凄く良くにていますが(笑)
イースタンクラウンアネモネフィシュとカクレクマノミの違いは?
イースタンクラウンアネモネフィッシュ
体の模様のオレンジと白の間に黒い縁があって、背鰭の鰭条数が10本で学名は「Amphiprion percula(ペルクラ種)」オーストラリアとかに生息
カクレクマノミ(ウエスタンクラウンアネモネフィッシュ)
体の模様に黒い縁が基本的には無く(とは言うものの、ブリードなんかも増えてて違いがパット見解らないこともあります(^_^;)(笑))
背鰭の鰭条数が11本で学名は「Amphiprion ocellaris(オセラリア種)」日本なんかにも生息
まぁ・・
英名では、どちらもクラウンアネモネフィッシュですし
イースタンクラウンアネモネフィッシュに和名が無かったから、最初は解りやすくカクレクマノミって事にしたけど、色々とつっこまれたから、しれっとクラウンアネモネフィッシュって変更したのかな?って推測します(笑)
ちなみに
カクレクマノミは笑いにうるさいんだってマーリンが吹き替えで言っていますが
なんで、笑いにうるさいんだ??っとなった人も多いかと思います。
あそこは英語だと、クラウンフィッシュと言っています。
クラウンは、ピエロと言う意味なので、ピエロだから、面白い、笑いにうるさいって英語だと理解できるらしいんですが、吹き替えの訳ですと、カクレクマノミって当時間違って訳しており、クラウンの部分が無くなっているので、なんで?笑いにうるさいんだ?ってなってしまったようです。
ファンタジーの世界の話だし、魚のことを専門的に見ると、色々突っ込みどころはあるわけなんですが・・・
ニモの映画水槽を再現することは実は難しい!?
その1
ナンヨウハギのドリー、じつは30cm前後に成長する中型のお魚です。ニモと一緒に飼育するためには、すくなくても90cmくらいの少し大きな水槽が必要になってきます(;´∀`)
熱帯魚ショップなどで5cm~10cmくらの大きさで売られているのを買ってくると、後々大きな水槽が必要だと思っていてください。
その2
ニモと一緒に水槽に入ってる、ハリセンボンのブロート
実際にクラウンアネモネフィッシュとハリセンボンを同じ水槽で飼うと、ハリセンボンがクラウンアネモネフィッシュを食べちゃいます(^_^;)
ハリセンボンは、同じくらいのサイズのお魚か、一匹で飼ってあげる方が良いですね。
その3
スカンクシュリンプのジャックとクマノミの仲間を一緒に入れると、クマノミは嫌がります。
ジャックはクリーナーシュリンプの仲間で、お魚の体に付いた寄生虫などを食べてクリーニングしてくれるエビなんですが、クマノミの粘液まで一緒に剥がしてしまうので、クマノミの仲間はクリーナーシュリンプを嫌がります。
クマノミはイソギンチャクと一緒にいるイメージが強いと思いますが、それはイソギンチャクには毒があり、他のお魚がイソギンチャクに近寄れなく、クマノミにとって安全な場所だからです。
ではなぜ、クマノミだけがイソギンチャクに刺されなく安全かと言うと、イソギンチャクはマグネシウム濃度が海水より低いと針を出して刺すと言う習性があり、普通の魚の体は、マグネシウム濃度が海水より低いので刺されてしまいますが、クマノミの仲間の体は、強いマグネシウム濃度の粘液におおわれているから刺されないわけです。
ちなみに、これ何故にクマノミだけが刺されないのかと言うのは、長年謎だったのですが、愛媛県の女子高生二人が謎をつきとめました。
すごいですよね!!
他にも色々、専門的に見るとおかしなことだらけなので、別にそこ詳しく追求しなくても、カクレクマノミで解りやすくていいのではないかな??
そのように自分は、思っておりますが(;´∀`)
水族館や沖縄の海で、カクレクマノミを見たら、家族やお友達に
あれはニモじゃないよ!
って、うんちくを語ってみるのも面白いかもですね(笑)
写真は、ニモではなくカクレクマノミです(笑)