オカメインコの飼い方

今日は、魚とは関係ありません(^▽^;)
お客様のお家に水槽のメンテナンス行った時に、とても可愛いオカメインコの雛がいましたので、オカメインコについて書いてみようと思います!

オカメインコってどんな鳥?

オカメインコは中型のオウムの仲間です。
インコと呼ばれていますが、実はオウム目オウム科です。
大きさは、尾羽まで入れる30㎝ほどになります。
性格は、とても人懐っこく、雛から育てるとベタベタに懐いてくれます。
スキンシップがとても大好きで、話しかけながら、優しく頭や首筋などをなでてあげると、とても喜んでくれます。
気持ちがいいと、目をつぶってとてもリラックスした顔をしてくれます。
しかしその反面、神経質で臆病な子も多いです。
大きな音や光、振動、地震や雷などでビックリして、飛び回り暴れてしまうオカメパニックは有名です。
怪我をしたり、最悪な場合、パニックでショック死していまう可能性もあります。
オカメパニックには、特に注意してください。
寿命は自然界では18年前後と言われていますが、長生きの子は30年近く生きたりもします。

飼うために必要な物は?

  • ケージ (最低でも45㎝四方で高さは50cmの大きさは欲しいです。理想を言えばそれ以上のケージがあると良いでしょう。形は、一般的な四角形の物がいいです。装飾や突起、くぼみがある、丸型だったり、家型だったりのケージはお勧めしません。)
  • エサ入れ
  • 水入れ
  • 保温器具(雛にはパネルヒーター、大人にはひよこ電球ヒーター)
  • 給餌器(雛の時)
  • オカメインコ用の餌
  • ボレー
  • 粟穂(おやつに時々)
  • 粟玉(主に雛の時)
  • パウダーフード(雛の時)
  • はしごやブランコ
  • かじり木
  • おもちゃ
  • キャリーケージ(病院などへの移動用)
  • 夜にケージにかぶせる布(お休み用)

雛をお迎えしたら

雛をお家にお迎えした時は、まずはケージではなくプラケースなどで飼ってあげてください。
温度は27度から30度くらいが理想です。とにかく最初は温度に気を付けないといけません。
パネルヒーターを使用して、暖かくしてあげて下さい。
パネルヒーターはケース全部に設置するのではく、半分だけにしてください。
そうすることで、雛は暑いとき、寒いときに、自ら移動して温度調整が出来ます。
温度計があると温度が確認できて便利です。
お迎えしたその日は、暖かい場所と、落ち着いてもらうために静かな環境を作ってあげる事が大切です。
2日くらいで環境に慣れてきますので、それまでは出来るだけ餌をあげる時以外は、そっとして見守ってあげて下さい。

雛の餌の与え方

餌は、時間で区切り決まった時間に与えるよりも、雛のそのうが空になったら与えるようにして下さい。
雛に餌を与える専用の注射器の様な形をした物が市販で売っていますので、それで与えてください。
スプーンで上嘴を持ち上げるようにして与えても良いです。
お迎えした時は、環境の変化などでストレスがあり、餌を食べない場合があります。
そんなときは初日はそっと見守ってあげて下さい。
翌日からは、くちばしを優しく軽くトントンしてあげると口を開けてくれることもあるので、試してみてください。

雛の餌は、粟玉を熱湯で暖めて、パウダーフードと混ぜたものを与えてください。
粟玉7に対してパウダーフード3くらいがいいです。
40度くらいまで冷まして、専用の給餌器やスプーンを使用して与えてください。
作り置きはしないで、与える時に毎回作ってください。

生後1カ月くらいで、自分で餌を食べるようになってきます。
そうなりましたら、今までの差し餌とは別に、乾燥した粟玉を食べても、食べなくても良いので入れておくと良いです。
その後しばらくしたら、徐々に差し餌を減らしていき、1人で餌を食べれるようにしていきます。
様子を見ながら、大人用の餌とお水も入れてあげて下さい。
少しずつ、大人用の餌も食べるようになってきます。

大人の餌

主食として、粟、稗、黍、カナリーシードを与えます。
これは、市販のオカメインコ用の餌が売っていますので、それを与えてあげれば大丈夫です。
それとは、別にボレー粉やカトルボーン、おやつや副食としてヒマワリの種や小松菜などの青菜を時々与えてください。
太りやすい鳥なので、副食やおやつの与えすぎはやめてください。

毎日のお世話

餌と水やり

餌は新鮮なものが良いので、毎日2回は取り替えてあげて下さい。
水もエサと同じタイミングで綺麗な物と取り替えてください。

放鳥

運動不足防止の為に、毎日1回(30分から1時間)は放鳥をおこなってください。
この際の注意点ですが、ガラスなどが見えずに窓などにぶつかる危険があるので、カーテンなどをしてください。
もちろん、放鳥している部屋のドアや窓は必ずしめてください。
その他、飲み込む恐れのある物や、かじられて困る物は、しまうかガードしてください。
放鳥の際は目を離さず、一緒に遊んであげて下さい。

日光浴と水浴び

天気のいい日は、30分ほど直射日光をさけながら日光浴をさせてあげて下さい。
日光浴は、体内のホルモンのバランスを整え、ビタミン、ミネラル、カルシウムを吸収し、健康な骨や体を作ってくれます。
水浴びは、必ず必要ではありませんが、好きな子もいますので、好きならさせてあげて下さい。

ケージの掃除

ケージは常に衛生的に保つ必要があります。
毎日、糞や食べ散らかしたものは取り除いて下さい。
また1カ月に最低でも1回は、ケージを丸ごと洗って綺麗にしてあげて下さい。

爪切りや健康チェック

定期的に、爪を切ってあげて下さい。
自分でおこなうのが難しい場合は、ペットショップや獣医さんで切ってもらえます。
また、いざと言う時の為に、健康チェックもかねて診察してもらえる獣医さんを最初に探しておくと、慌てずに素早く対応が出来ます。

大切に愛情を注いで飼ってあげて下さい

オカメインコは、とても寂しがり屋で甘えん坊です。
毎日、優しく接して、愛情を注いで大切に飼ってあげて下さい。
そうすると、飼い主のそばから離れず、ベタベタに懐いてくれます。
大切な家族の一員になってくれますよ(*^^*)