共生ハゼ、テッポウエビの巣穴に居候しているハゼがいる?

共生ハゼじゃないのにテッポウエビの巣穴に居候しているハゼ

共生ハゼとテッポウエビの巣穴には時々、共生ハゼではなのに、テッポウエビの巣穴に居候しているハゼがいます。
それは、ハナハゼなどが有名なクロユリハゼ属のハゼです。
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自宅のクロユリハゼ
我が家でも、現在クロユリハゼが水槽内で、共生ハゼとテッポウエビの巣穴に居候しています。
過去には、イトマンクロユリハゼ、ゼブラハゼなどが我が家の水槽で、共生ハゼとテッポウエビの巣穴に居候していたことがあります。

クロユリハゼ属のハゼ

彼らは、基本的には岩や石の下に穴を掘り、巣穴から数10㎝の所でホバリングしています。
一匹ではなく、数匹、又はペアで一緒に住んでいます。
細長い体が特徴で、基本的に穏やかで丈夫な飼いやすいハゼです。
有名な所では、下記のような種類がいます。

クロユリハゼ(稚魚)

その他には
イトマンクロユリハゼ
ゼブラハゼ
ヒメユリハゼ
ハナハゼ
などが有名なクロユリハゼ属の仲間です。

そんなクロユリハゼの仲間ですが、時々、共生ハゼとテッポウエビの巣穴に一緒に入り、3者共生をしている姿があります。

3者共生のメリットは?

共生ハゼは、巣穴近くを見張っていますが、クロユリハゼの仲間は巣穴から数10㎝離れた場所でホバリングをしていますので、共生ハゼが見張っている場所より高い場所から広範囲で見張りをおこなっています。
2者での共生より、素早く危険を感知する事が出来、より安全に暮らせると言うのが3者共生の最大のメリットだと思います。
共生ハゼとテッポウエビの様に、テッポウエビが神経を触覚に集中し、巣穴から外に出る際は、ハゼの体に触覚を常に触れながら行動し、危険が近づくと、ハゼは体を小刻みに震わせてテッポウエビに危険を知らせたりと言うような、細かなコミュニケーションをとる事は出来ませんが、危険が近づいた時、巣穴に逃げ込む事による振動で共生ハゼやテッポウエビに危険を知らせる事が出来るようです。

水槽内での3者共生の注意点

我が家でも、水槽内で3者共生をしていると先ほど書きましたが、3者共生をするにはいくつかの注意点があります。
最初に注意したい点が、共生ハゼ、テッポウエビ、クロユリハゼの仲間のサイズをできるだけ揃える事です。
クロユリハゼは全長10㎝~15㎝になります。
その為、コトブキテッポウエビ(ランドールピストルシュリンプ)の様な小さなテッポウエビですと、巣穴に入れなかったり、巣穴に入るときに巣穴を壊してしまう可能性があります。
なので、ニシキテッポウエビなどで大きなサイズのテッポウエビと一緒に入れてあげて下さい。
また、砂のサイズが同じだと巣穴が崩れやすくなるため、サイズの違う砂を何種類か混ぜて、テッポウエビが丈夫な巣穴を作れるようにしてください。
砂のサイズについて詳しくは、ハゼと共生するテッポウエビ こちらに書いてあります。
合わせてご覧いただければ、幸いです。
そして、もう一つ気を付けたいのが飛び出し事故です。
これは、クロユリハゼの仲間だけではなく、全ての魚に言える事かもしれませんが、特にハゼは飛び出しによる事故が多いです。
朝起きた時、家に帰ってきた時に、飛び出して死んでいたなんて悲しすぎますよね。
出来る限り、水槽には隙間を作らず飛び出す場所が無いようにして下さい。

以上のような事に気を付ければ、比較的簡単に水槽内でもハゼとテッポウエビによる3者共生を見る事が出来ます。
是非、皆様もお試しください。