なぜ、金魚の水槽に塩をいれるの?
金魚の体内塩分濃度は0.6%前後と言われております。金魚の体内塩分濃度と水槽内の塩分濃度を近づける事により浸透圧の調節が楽になります。
それにより、金魚のストレス緩和、体力消耗防止、回復力アップ、代謝アップなどの効果が期待できます。
また殺菌効果がある為、病気の予防、病気初期の治療などの効果も期待できます。
これを塩浴と言います。
どれくらい塩を入れたら良いの?
一派的に言われているのは、0.5%です。目安として、塩の種類にもよりますが小さじ一杯の塩が約5gなので、1リットルに対して小さじ一杯で、だいたい0.5%前後になります。
塩の量を間違えると、金魚が死んでしまう可能性があります。
少なすぎると、効果はなく、多すぎると致命傷を与えてしまします。
適量で塩浴させてあげてください。
ちなみに
塩分の濃度が金魚の体内塩分濃度より低い場合(0.5%以下)
水は少しずつ金魚の体中に入っていきます。
塩分の濃度が金魚の体内塩分濃度と同じ位の場合(0.6%前後)
水の移動はほとんどありません。
塩分の濃度が金魚の体内塩分濃度より高い場合(0.7%以上)
水は少しずつ金魚の体内から外に出て行きます。
病気などの場合は、薬を併用して治してあげてください。
元気な金魚と一緒に塩浴していいの?
元気な金魚とは水槽を別け隔離して下さい。新たに購入してきた金魚、弱っている金魚、病気の金魚は、全て水槽を別けて元気になるまで塩浴をしてあげて下さい。
元気になってから、メインの水槽に入れてあげてください。
塩の種類は?
普通の食塩で大丈夫です。間違っても味塩コショウとかは使わないでくださいね(笑)どれくらいの期間、おこなえばいいの?
最低でも1週間は、塩浴をおこなってください。それで元気にならなければもう1週間延長しながら、様子を見て下さい。
元気になったら水換えをおこなった際、濃度を徐々に薄めてあげてください。
濃度が濃いまま飼育を続けると、次に弱ったり病気になったときに塩浴の効果が期待できなくなります。
塩浴中の餌はどれくらいあげたらいいの?
基本的には、餌をあたえないでください。餌をあたえると水が汚れてしまい、塩浴の効果が無くなってしまいます。
2週間前後でしたら、餌が無くてもそれが原因で金魚が死んだりと言うことはありませんので大丈夫です。
もし目に見えて痩せているようでしたら、1日1回少量あたえてください。
金魚に元気がないと思ったら、試してみてくださいね(*^^*)
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