熱帯魚の基礎知識

設置場所とスペース

魚の飼育にとって、最初に必要なのが水槽です。
今回は、水槽の選び方をテーマに、設置場所とスペースについて書きたいと思います。

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水槽を置くためには当たり前の事ですが、水槽が置けるだけのスペースと水槽を搬入する際に搬入できるだけの広さが必要です。

水槽設置場所の注意点

水槽は水や砂を加えると、かなりの重さになります。
一般的に多く流通している60㎝水槽(W60×D30×H36㎝)の重さは、約70kg前後となります。
不安定な場所、軟弱な場所に設置すると、ゆがみにより水槽が割れ、水漏れの原因などとなり大変危険です。

直射日光が良く当たる場所に水槽を設置すると、コケの発生が多くなり水槽の見栄えが悪くなるなどして日常のコケ取り掃除が大変になります。
また、直射日光により水温が上昇し魚が死亡するなどの危険性や、水槽(特に球状の水槽)や水滴がレンズ代わりになり火災の原因になるなどの危険があります。

水槽を設置する場所が、テレビ、ラジオ、音楽プレーヤーなど騒音がある場所の近くや、ドアの開閉による振動や騒音がある場所の近くだと、魚は落ち着いて生活する事ができず、ストレスがたまってしまいます。

水槽の水はねや水漏れによって、漏電、感電の危険があります。
また、電化製品の故障の原因にもなります。
(※海水の場合は、特に注意が必要です。)

熱帯魚を飼育するためには、ヒーター、照明器具、濾過装置、エアーポンプ等の電気を使用する器具が多いため、できるだけ電源の近い場所に水槽を設置することをお勧めします。
また、水換え時に水道やトイレから近い方が楽に水換えができます。

水はね、水換え時の水こぼし、水槽の割れ、水漏れなどの危険が必ずありますので、多少水で濡れても大丈夫な場所がお勧めです。

以上のような事を考えて、設置場所を決め水槽サイズを決めていくといいでしょう。